両国橋

中央区東日本橋/墨田区両国

柳原堤

両国橋と柳橋
 神田川が隅田川に注ぐ地点のすぐ下流にある両国橋は、万治3(1660)年に架橋されました。江戸期には、流失や焼失を繰り返し何度も架けかえが行われ、現役橋は関東大震災直後に架けられたものです
 今に伝わる花火大会は、将軍吉宗の時代に疫病追放の目的で始まったと伝わります。橋のたもとには、防火目的で広小路と呼ばれる広場が設けられましたが、いつしかそこが花街として賑わい、船宿が集まるようになりました。挿絵の左下に見えるのが、神田川の柳橋。今でも多くの船宿の基地となっています。