神田川の桜2009〜夜桜を楽しむpage2

●静かな住宅街の遊歩道

 環七を越えます。このあたり05年の浸水騒ぎを受けての大規模な河川改修工事が始まっているので、川沿いの道は大変です。工事のために、歩行者すら通行止めになっている区間もあるんです。そんな工事区間を抜けると、ホッとするような気分です。まずは一休橋の橋詰めで撮影。さらに上へと向かいます。
 今年も宮前橋と栄泉橋の間は、見事なサクラのトンネルができていました。栄泉橋の橋詰めで良く撮るフレーミングで撮影しましたが、夜撮ると随分印象が違うと実感。これは、永福中央公園でも感じました。中流域の桜並木が始まる神田橋は、隣接するグラウンドのおかげでやたら明るいのでビックリ。藤和緑地のシダレザクラはもう盛りをとうに過ぎていたのが、残念でした。

一休橋と遊歩道
環七の先の一休橋で撮影です。街灯、カーブミラー、標識類。色々なものが立っています。サクラは橋詰めの公園から枝を伸ばしています。
栄泉橋の上から
中流域随一の風景を見せるのが、栄泉橋と宮前橋の間。見事なサクラのトンネルが出来上がります。このカットは栄泉橋上から撮っています。
栄泉橋
上右のカットを撮った木製欄干の栄泉橋。実はこの構図、これまでも何回も撮ってきました。夜間でも同じフレーミングで撮ってみました。
永福中央公園
左の写真と同じく、これまで何度も撮った構図です。場所は永福中央公園。対岸の学校の灯りがいい感じのバックライトになっています。
神田橋から
神田川に3本ある神田橋の内、永福にある神田橋から撮影です。右岸のグランドの照明がサクラを照らしてくれています。
梢橋から
歩行者専用橋の梢橋。藤和緑地のシダレザクラが見える場所ですが、シダレザクラは終わっていたので、ソメイヨシノを狙います。
乙女橋緑地
乙女橋と池袋橋の間にある乙女橋緑地は、親水設備やベンチのあるスペース。桜並木は見事な花を咲かせていました。
乙女橋〜池袋橋 左の写真のほぼ対岸で撮影です。サクラが歩道の外側に植えられているため、歩道の頭上に枝を伸ばしています。

●高井戸から井の頭公園へ

 井の頭線の高井戸駅近くは、この付近では最も観桜の人が多い場所です。高井戸橋は、多くの人が橋上でサクラを楽しんでいました。ちなみにこのエリアでは高井戸桜祭りが行われるのですが、いつも花の盛りを過ぎてから開催。今年は、遅い開花でばっちり日程が合っているようです。
 高井戸駅で環八を越えます。そこからしばらくは、個人宅やマンション敷地内のサクラがポツポツあるだけです。中には見事な花を咲かせているものもありますが、川を彩るサクラは多くはありません。富士見ヶ丘に着きました。この先久我山駅との間、井の頭線の検車区脇の遊歩道はお気に入りの場所。ちょっと時間を掛けて撮影します。
 宮下橋から神田橋の間、神田川最上流部の桜並木は、いつも通りにきれいな花を咲かせていました。井の頭公園から流れてくる人で、結構昼間は賑わう場所ですが、夜は地元らしき人以外あまり人通りはありません。みすぎ橋で撮影したら、井の頭公園へ。公園内の神田川沿い唯一のサクラの周りには、人はいません。桜並木のある阿鼻叫喚の井の頭池周辺とはまるで別世界の静かな空間でした。

高井戸橋から下流を見る
京王線の高井戸駅近くの高井戸橋。付近では最も賑わいを見せる場所です。提灯が揺れ、明るい街灯がサクラを照らします。
高井戸橋から上流を見る
左に続いて高井戸橋からのカット。左のカットは下流側、こちらは上流側です。僕の周りでは、大勢の人がケータイをかざしていました。
井の頭線検車区裏
京王井の頭線の富士見ヶ丘検車区の裏手は、僕の好きな場所のひとつです。今年もきれいな花が咲いていました。
緑橋から
緑橋の上から下流側の桜並木を撮りました。蛇行する川、閑静な低層住宅。喧噪とは無縁の場所です。
みすぎ橋で 最上流部の桜並木です。川幅が細くなっていることもあり、手を伸ばせば届く所にサクラの花があります。
井の頭公園
井の頭公園内唯一の川沿いのサクラです。見た目以上に暗い場所。後方の灯りは井の頭線の駅のものです。