神田川の桜2009〜夜桜を楽しむpage1

今年のメインは夜桜です。神田川本流の江戸川橋から井の頭公園までの夜の風景を、フォトギャラリーのような体裁で構成します。TVの気象情報のコーナーでも話題になりましたが、とにかく今年は開花宣言から花が開くまで時間がかかりました。スケジュールでやきもきです。実は夜間撮影なら時間が稼げるというのも、この企画の理由だったりして…。それでは江戸川橋の風景からどうぞ。サムネールをクリックすると、より大きなイメージでご覧になれます。

●江戸川公園は今年も大騒ぎ

 神田川沿川で最も多くの花見客を集める江戸川公園。今年の撮影は、ここをスタートしました。日没に合わせて江戸川橋に到着しましたが、すでに江戸川公園内は大騒ぎです。満開に近い咲き方をしていましたが、例年に比べる少々寂しげな枝ぶりといった感じです。それでもさすがにサクラのハイシーズン。遊歩道をかなり多くの人が歩いています。
 撮影した日は、日中強風が吹き荒れていました。夜に入っても、風は収まらずです。夜間撮影ですからスローシャッターになります。揺れるサクラの枝。どうしようもありません。新宿区側の遊歩道にぶら下げられる提灯も、思いっきり揺れていました。神田川随一の観桜ポイント仲之橋、曙橋で撮影して明治通りへ。人混みに悩まされることなく、この区間の撮影を終わらせることができました。

江戸川橋の橋上から
まだ完全に暗くなっていない江戸川橋からのカットです。今年も大勢の花見客で、大混雑していました。
一休橋から下流側を見る
首都高の早稲田ランプへの高架が右岸にかぶさる一休橋から下流側を見ます。写真の見た目以上に、江戸川公園の明るさは際立ちます。
背景はフォーシーズンズ・ホテル。駒塚橋より
サクラの季節に限らず、この駒塚橋の橋上からフォーシーズンズ・ホテルを背景にした風景は、よくカメラに収めてます。
サクラの隙間から豊橋
サクラの枝越しに豊橋を撮るポジション。歩道脇の限られたスペースですが、何とか三脚を立てられました。
仲之橋から下流側を見る 上流側も下流側も神田川随一のサクラの風景を誇るのが、仲之橋。今年は下流側のカットを掲載します。
面影橋付近の右岸遊歩道 提灯が揺れる新宿区側の遊歩道。左岸に比べると通行量は少ないのですが、それだけ静かに夜桜を堪能できます。
曙橋で撮影する
橋のすぐ近くまで枝が伸びている曙橋。ここが江戸川橋から続く遊歩道の区間に架かる西端の橋になります。
高戸橋からの風景
高田馬場分水路が合流する高戸橋付近のカットです。見た目以上に暗い所に植えられているサクラです。

●新宿区から中野区へ

 遊歩道が途切れる区間を迂回して、新堀橋で再び川沿いの道に出ます。ここから小滝橋までの区間は、若木が川岸に並んでいますが、まだ満開には早い状態でした。せせらぎ橋や久保前橋脇の階段で撮影後、小滝橋へ。小滝橋から大東橋までは、神田上水公園が右岸新宿区側に整備されています。昨年は、ここの夜桜風景でページを作りました。今年は、意識して中野区側を行きます。新宿区側と比べると、ホントに静かなんですよね。
 中央線の鉄橋を撮影して、大久保通りが走る末広橋へ。右岸にサクラ、左岸にコブシ、背景に新宿の高層ビル。それがこの橋の特徴なんですが、今年はコブシの花が終わりかけ。両方が共に最盛期で写真に収められる年って、実は少ないんです。

せせらぎ橋で
歩行者専用橋のせせらぎ橋から下流側を見ます。すぐ下流にある高田馬場分水路の呑口は、サクラの枝に隠れそうです。
落合中央公園から俯瞰する
水再生センター上部の落合中央公園へと上る階段からの撮影です。まだここだけは、満開にはほど遠い開花状況でした。
小滝橋近くの遊歩道 小滝橋から大東橋まで右岸の新宿区側は、神田上水公園があります。一方左岸中野区側は、ご覧のように閑静な遊歩道です。
亀齢橋から 亀齢橋の上から下流側を撮影しました。昨年もここで夜のサクラを撮っていますが、随分と昨年とは様子が変わっています。
中央線が神田川を渡る なぜか個人的なお気に入りスポット、万亀橋からの中央線の鉄橋です。高層マンションが建ったおかげで、随分と印象が変わりました。
神田上水公園の上流側で
神田上水公園の上流側の入口近くです。アンバーの照明が特徴的。夜間の歩行者飛び出し事故を防ぐためだそうです。
末広橋から
末広橋から新宿の高層ビル群を背景にした右岸のサクラです。左岸はコブシの並木。競演と書くには、ちょっと時期が遅かったようです。
千代田橋から
遊歩道がない(中野)新橋から富士見橋までの区間ですが、マンション敷地内のサクラが枝を伸ばしている風景を撮りました。