夜の神田川
まさにいきなり、そんな感じで今年はサクラが咲いちゃいました。いつもなら、なかなか咲かないサクラにやきもきしながらスケジュールを立てるのですが、今年はまるで逆。慌てて撮影に出掛けました。そんなわけで、構成は夜の江戸川公園から明治通りまでの区間。スイングパノラマで中流域。善福寺川に妙正寺川と4部4ページの構成です。
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●宴会はまばらだった
夜桜の撮影は、江戸川橋から明治通りまでの区間です。ここは、神田川で最も人を集める区間であり、「神田川」のくくりを付けなくても東京の花見の名所になっている所です。ですから夜桜撮影ともなれば、阿鼻叫喚の宴会を尻目に行うことになるのですが、現場に着いてビックリです。なんともはや静かなこと。
今年のサクラは記録的な早咲きでした。いくらなんでもこんな早く咲くとは思っていなかったのは、私だけではなかったようです。江戸川公園で宴会やっているのは、数えるほど。おかげでとっても撮影がはかどりました。
江戸川橋から上流側を撮ります。この時、心なしか例年より暗いような気がしました。実際人が少なく暗かったのです。
江戸川橋のすこし上流の右岸から左岸のサクラを撮影しました。行き交う人は結構多く見ましたが、この写真に写る宴会はゼロ。
予想よりも花は開いていました。大滝橋の上からすぐそこの枝を撮ります。
芭蕉庵の門の近くから撮影しました。サクラの花の向こうに見えるのは、駒塚橋。
駒塚橋から望むホテル椿山荘。今年からフォーシーズンズホテルズとの業務提携契約を終了して、椿山荘の名前に戻りました。
駒塚橋と豊橋との間で河床をのぞき込みました。でも、水がちょっと少ないような…。夜だからあまり気になりませんけど。
●遊歩道で楽しむサクラ
江戸川公園を抜けると、静かな遊歩道が待っていました。確かに普段に比べれば格段に人は多いのですが、この季節としては少ない方。おかげでのんびり歩けます。撮影のために歩いた日は、昼の気温もそこそこ高かった日。寒い思いをしないで歩けるってのもいいかも知れません。
豊橋からのカットです。水が少なめだったので、古い河床がいつも以上に大きく姿を見せていました。
遊歩道は基本住宅街に囲まれています。街灯の数によって、明るい所と暗い所があります。ちなみにここは暗い所。
このサイトで勝手にサクラ密度なんて言葉をでっち上げちゃいましたが、神田川随一のサクラ密度の仲之橋から三島橋を見ます。
三島橋の先で遊歩道は、新目白通りの歩道と合流します。表通りは明るいんだなぁ、当然のことを実感です。
都電の早稲田停留所の近くにある高層マンションが、ひときわ目立つ風景です。面影橋は右岸側が開けているので、見晴良しなのです。
橋の欄干のすぐそこまでサクラの枝が伸びる曙橋。その枝の間から、階段魚道が見えているのですが、わかりますか。